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2011年05月25日

オンザロードレポート その2 『ブンブン前編』



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2日目。

「おっくんなにやってんの!!!!」
「みんな集まってんで、はよ起き!!」
そんな大沼さんの大声で2日目は始まった。

「まじか仕事いかな!!」
「PASMO PASMO!!」
ふとあたりを見渡すとそこはテントだった。

そっか、ここはまたたびじゃなかったんだ。


前日、テント村の隣にある桜の湯というスーパー銭湯でワカメの臭いを落とした後(1日330円できもちーい温泉につかれ、その日の汚れと疲れを落とせる。)、俺はHDKと缶ビールと焼酎を持ってさとしさんに会いに行った。

「よう来てくれたな。」
久しぶりに会ったさとしさんは原始人のリーダーみたいな風貌になっていたが、いつもと変わらん笑い方で持ってたウイスキーのレッドブル割りで乾杯してくれた。

会いたかった。
また一緒に飲みたかった。

さとしさんが3ヶ月ボランティアに行くと言ったとき、まじで遠い存在に感じた俺は、いつも通りのさとしさんと一緒にお酒を飲めたことが本当に嬉しかった。

でも、お酒が進むにつれ話は真剣な方向になっていく。

そこに居合わせたJPという男の子。
またたびの常連のゆうこちゃんの弟。
俺は石巻に行く前にJPが人間不信で引きこもっていたということを聞いていた。
それに見かねたゆうこちゃんのお姉ちゃんがJPをこのボランティアに誘ったんだと。

「挨拶せえや。」とさとしさん。
「どうも。」と無愛想な返事のJP。
俺はともかくHDKやその他の人にまでタメ語で、何を聞かれようとも「そう。」という返事だけ。

はじめは大丈夫なんかなって思ってたけどお酒が進むにつれJPから本音が溢れるようになって来た。

「俺、もっと深いところのニーズまでやりたいねん。」
「一件一件もっと綺麗にして次に行きたい。」とJP。

「でも、一件一件を100やってたら1日たった数件で終わってまうやろ。」
「何件のニーズが毎日来とると思とるねん。」とさとしさん。

「俺らのやることは各家庭では出来んことをやることや。」
「それがほんまのニーズやってことを見ぬかなあかん。」
「一件を100やるんではなく80やった一件をたくさん作る。そして残りの20は任せる。そうやって地域全体に目を向けることが大事なんや。」
「石巻以外でもどんなけ困ってるとこがあるか把握しとんのか?」
「東北全体の全てのニーズに目を向けて、それが全て無くなってからもニーズがあるなら残りの20をやりに来たらええやんけ。」
「その場限りの付き合いやって思ってるやつが大きいこと言うたらあかん。」


「でももうちょっと頑張ればもっと綺麗にできるはずなんや。」
「もっと喜んでもらいたいって思って何が悪いねん!!」

そういってJPはトイレに行った。

「あいつあほやろ。」
「俺に勝てると思っとる。」

そう俺に言って来たさとしさんはちょっと嬉しそうだった。


うん。


なにこの環境。


うらやましいいいいいいいいいーーーっっ!!!!


と、さとしさんに食らいついた結果、俺は集合1分前に叩き起こされたというわけだ。


あわてて作業着に着替え、歯ブラシをポケットに入れ、レッドブルを流し込んで(レッドブルから15000本オンザロードに寄付された為1日平均7本飲んでも怒られない。)俺は作業場に向かった。

午前中を気合いで耐え、一緒に飲んでいた友達がつめてくれた昼ご飯(朝、お弁当箱に本来は自分の分を詰めて持って行く)を食べ、汗をかいたおかげでやっとお酒が抜けたかなーと思った時にリーダーのくりさんがこう言った。


「おっくんやっぱり引きいいね。」

2日目の俺にはもう、その意味がはっきり解っていた。


着いた先にはもう2組のチームがいた。
2組でも先が見えない物に今度は俺たちが助っ人として挑むのだ。
俺は何をするかも聞かないまま車に積んであるレッドブルを飲み干した。

『ブンブン』
あの場にいた3チームにはこの一言で通じるだろう。
そして何か冷や汗のような物が垂れるはずだ。

一言で言えば「ドンキホーテをひっくり返したもの」
しかしそれだけではなく全てのものに海水が染み渡り臭いも重さも計り知れない。

そこで用意されていたもの。
それは『布』
細かいガラスの破片や土砂や散乱している小物。
それらを手っ取り早く詰め込み、運べるアイテムが布というわけだ。

女性陣がスコップでそれらを布の上に乗せ、
男性陣が大声を出しながら道路の向かいにあるガレキ置き場に運ぶ。

一件シンプルに見えるがこれが死ぬほど重い。
水を含んだ布だけでもキツいのに女性陣は手加減なしに乗せていく。
手加減してくれないのではない。
みんなトランス状態なのだ。

そしてその布地獄が無限ループを始める。
スコップを持ってサボろうにも女性の声が聞こえると無意識に布に手を伸ばしてしまう。
長靴に小石が入ったときにだけ気兼ねなしに休める。
そして運んだ後の布を持って行く役は無言のなすり付け合いで決まる。
それが布無限ループ。

俺は一緒に来ていた大沼さんと一緒に布を運んでいた。
回数を重ねる度にお互いの腕が悲鳴をあげ出した。
もう握力とか関係ない、気合いで運ぶ。

と、そのとき!

大沼さんが笑い出した。
ふと見ると大沼さんの腕がブランブランしている。

ええーーっ!!!
すると俺も笑ってしまい。
腕がブランブランして来たではないか!!

それでも依頼主のおっちゃんに助けられ気合いでなんとか運ぶ事が出来、
俺はまた次の布ループに向かった。

と、そのとき!!

布ループパートナーであった大沼さんの姿が見当たらない。

もしや。。。

サボってるんじゃ。。

そう思ってあたりを真剣に探した。

そこで俺は信じられない光景を目にするのだった。


続く。



posted by おっくん at 00:36| Comment(0) | 石巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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